狂犬病

時事ニュース

日本で狂犬病が発症したというニュースがあったので、狂犬病について調べてみました!日本国内でヒトが狂犬病を発症したのは2006年以来14年ぶりだそうです。

国内14年ぶり狂犬病発症 来日者、フィリピンで感染か―愛知・豊橋:時事ドットコム
愛知県豊橋市は22日、フィリピンから来日した人の狂犬病発症を確認したと発表した。来日前に同国で感染したとみられる。日本国内で人が狂犬病を発症したのは2006年以来、14年ぶり。

ちなみに青文字は国家試験に出題されたことがあります。

概念

狂犬病は全ての哺乳類に感染します。感染動物の唾液(咬傷)を介して感染する人獣共通感染症です。ヒトも動物も発症するとほぼ100%死亡します。ヒトの場合は致死的な脳脊髄炎が原因です。

原因

狂犬病ウイルス(rabies virus)が原因です。ラブドウイルス科リッサウイルス属に属します。マイナス鎖の1本鎖RNAウイルスです。

疫学

  • イヌ、コウモリ、オオカミなどとの人獣共通感染症
  • 潜伏期:1-3ヶ月(2週間や1年以上の例も)
  • ヒト-ヒト感染はしない
  • 4類感染症全数把握疾患

日本ではヒトは1956年、動物では1957年のネコを最後に発生がないそうです。輸入感染事例では1970年にネパールからの帰国者、2006年にフィリピンからの帰国者で感染例があります。

今回も記事を読むと、発症者は今年2月に就労ビザでフィリピンから来日した方です。昨年9月にフィリピンで犬に噛まれましたが医療機関を受診してなかったそうです。

症状

  • 脳脊髄炎(受傷部の痛み、知覚異常、幻覚、不安、認識力低下、性格変化、意識障害、全身痙攣、狂躁状態)
  • 恐水症(わずかな刺激や水を見ただけでけいれん発作を生じる)

恐水症はそこそこ有名かもしれません。

治療

通常一旦発症すると効果的な治療はなく、ほぼ100%の人がなくなります。感染動物に咬まれるなど感染した疑いがあればその直後から連続したワクチン接種をすることで発症を抑えることができます。日本で承認されているものは、

  • KMバイオロジクス株式会社「組織培養不活化狂犬病ワクチン」
  • グラクソ・スミスクライン株式会社「ラビピュール筋中用」

の2つがあります。

またレビューブックには、

  • 咬傷部を切除または焼却するか切開し1%昇汞水(HgCl2)で洗う。
  • 潜伏期に免疫力をつける処置をする。
  • 狂犬病免疫グロブリンを注射する

との記載がありました。

昇汞水は「しょうこうすい」と読みます。よ、読めない… 昔は消毒液として使用していました。

国家試験

国試では、77A79a、105E32c、108A9cで出題があります。77回ってやばいですね笑

77A79は↓です。

答えはa、b、eです。こういう系個人的に苦手でした..

105E32は、

答えはc、dです。ブルセラ症はウシ、ヒツジ、ヤギなどとの人獣共通感染症です。国試では覚えませんでしたが出題されたことあったんですね。

108A9cは、

答えはdです。

国試はその年に話題になったものが出題されることがあるので狂犬病もさらっとおさえとくといいかもしれないです。

参考

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