国家試験を振り返る

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医師国家試験を簡単に説明すると

ここでは簡単に医師国家試験について説明します!

【日程】2日間

 私の受験した平成31年は第113回で2月9日と10日でした。ちなみに2年前の111回までは3日間でした。1日目はA、B、C問題で2日目はD、E、F問題に分かれます。A、C、D、F問題では一般問題、臨床実地問題が出題されます。受験生の間では略して「ぱんりん」と呼んでいる分野です。B、E問題は必修問題が出題されます。【合格基準】で追加で説明します。

【問題数】400問

111回までは500問でした。113回は

  • A問題:各論 75問 165分
  • B問題:必修 49問 95分
  • C問題:総論 66問 140分
  • D問題:各論 75問 165分
  • E問題:必修 51問 100分
  • F問題:総論 84問 155分

の合計400問でした。

総論は医学の根幹をなす部分で、100年経っても普遍的だと思われる知識が問われます。イメージは「肝臓は体の右側にある」みたいな感じです(内臓逆位などの疾患がない限り)。知識があれば反射的に解ける問題が多いです。

各論は医学の知識をもとに考えながら解く問題が出題されます。現病歴、既往歴、検査(X線、CT、MRI、血算・生化学・血液ガスなど)、家族歴など個人で異なる部分を考慮します。「Aさんは〇〇なので××だ。BさんはAさんと同じで〇〇だが△△を考慮すると□□だ。」みたいな感じです。総論より難しい問題が多いです。

必修は簡単に言うと医師として必ず知っておくべき知識が問われます。実際の臨床現場に即した問題が出題される傾向にあり、医師にとっては簡単でも現場経験の少ない受験生にとっては難問となる問題もあります。

【出題内容】臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能

科目で考えると、消化器、循環器、代謝・内分泌、腎、免疫・膠原病、血液、感染症、呼吸器、神経、中毒、救急、麻酔科、医学総論、小児科、産科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、整形外科、精神科、皮膚科、泌尿器科、放射線科、公衆衛生、必修問題という感じになります。

【合格基準】

下の(1)〜(3)の全てを満たす必要があります。

(1)必修問題は,一般問題を1問1点,臨床実地問題を1問3点とし,
    総得点が,160点以上/200点

必修問題は原則80%以上の得点が求められます。絶対基準で他が良くても1%でも足りないと不合格です。多くの受験生はこの基準で涙しています。

(2)必修問題を除いた一般問題及び臨床実地問題については,各々1問1点とし,
    総得点が,209点以上/296点

この一般問題と臨床実地問題は111回までは別々に基準がありましたが112回から一緒の基準になりました。MEC(医師国家試験の予備校)のHPで閲覧できます。この基準は相対基準で、受験生の得点率で合格基準が変動します。過去10年間では106回の臨床実地問題の得点率が71.5%だったので私は余裕を持たせて75%の得点率を目標にしていました。

(3)禁忌肢問題選択数は,3問以下

禁忌肢という言葉はあまり馴染みがない言葉だと思います。その選択肢を選ぶと患者さんの命に関わったり、医師として守るべき倫理や法律に抵触するものが該当します。3問までは選んでもセーフです。数年前までこの基準で不合格になるのは都市伝説と考えられていましたが、近年いわゆる「禁忌落ち」が毎年若干名いることがtwitterなどで判明しています。私の同期にも112回の禁忌落ちがいることが判明しました。どの選択肢が禁忌肢なのか分からないため、合格発表までドキドキします。

【合格率】

厚生労働省によって合格者数がコントロールされており、過去10年では88.7%〜91.5%で推移しています。

医師国家試験を受験した感想

2日間めちゃくちゃ疲れます!!受験会場では不正対策が結構厳しく行われています。靴を脱ぐのも禁止でした。個人的にそれがわりとつらかった。各論は試験時間が2時間45分なのと試験が冬なのでけっこうトイレに行きたくなります。模試の時と違って本番はガチで考えるので各論は試験時間にあまり余裕ありませんでした。私の受験会場はトイレは一人ずつしか行けないようになっていました。ちなみにみんな結構トイレ行ってました。私は時間無駄にしたくないのと何となく恥ずかしくて1日目は我慢していましたが、2日目はトイレ行きました。トイレから戻ってきて見直ししたら間違っていたところがありました。尿意は集中力を低下させるのでタイミングよく行きましょう笑

1日目が終わると各予備校が仮回答を作るので自己採点ができます。自己採点するかどうかは完全に自分次第だと思います。2日目に何%取ればいいのか計算できるので私は模試や卒業試験などでもしていました。本番も自己採点しましたが、必修が得点率が80%ジャストで震えたのを覚えています。普段通りにするのがいい気がします。

よく医師国家試験は合格率9割だから簡単だと言われますが、医学部の入試を突破してきた猛者が1〜2年かけて勉強してくるのを考えると個人的には簡単ではないと思います。私は医学部に入るために多浪しているのもあり医学部受験の方がキツイ印象がありましたが、周りは国試の方がキツイと言っている人が多かったです。

今度は国家試験の勉強内容を書きたいと思います。

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